家の外壁の塗り替えは10年毎が目安と言われていますが、外壁と同じ理由で屋根の塗り替えも必要で、外壁以上に雨や紫外線にさらされている屋根の塗装は、同じ塗料を使うとすれば外壁より耐用年数が短くなると考えられます。
また屋根の素材によっても耐用年数が異なるため、まずは自分の家の屋根素材とその平均耐用年数を把握しておく必要があります。
屋根素材の種類別塗装耐用年数
・日本瓦
屋根素材自体の耐用年数は50〜100年、色落ちもせず高品質で塗り替えの必要がない唯一の屋根素材です。
ただし瓦を支えている漆喰などに補強の必要が出てくるため、日本瓦だから全く放っておいて良いというものでもありません。
・スレート瓦(カラーベスト・コロニアル)
素材の耐用年数は20〜25年、屋根素材としては耐久性が低い方です。
塗り替えの目安は5〜10年毎です。
・セメント瓦
素材の耐用年数は30〜40年、スレート系より長持ちしますが、塗り替え時期の目安は同じく5〜10年です。
・金属系(トタン)
素材の耐用年数は5〜8年、最も耐久性が低く断熱性にも乏しいですが、安価である為昔の住宅によく使われていました。
非常に錆びやすい素材で、放っておくと内部まで錆びてボロボロになりますから、新品の場合で10年前後、その後は5〜10年を目安に塗り替えましょう。
・金属系(ガルバリウム鋼板)
素材の耐用年数は20〜30年、劣化に強い素材で塗り替え不要と言われることもありますが、塩害などによって腐食することもあり、10〜15年毎を目安に塗り替える方が良いでしょう。
屋根の塗り替え時期のサイン
1.変色・色あせ
屋根や屋根の塗装の防水機能失われつつあるサインです。
大慌てで塗り替えする必要はありませんが、「そろそろ時期かな」と準備し始めると良いでしょう。
2.コケ・カビ
防水機能が低下し湿気が溜まってコケやカビが発生します。
コケやカビそのものも屋根を劣化させてしまい、いずれ雨漏りの原因となります。
3.瓦の反り・ひび割れ
スレート瓦の場合、防水機能が失われると水分を含んだまま凍ったり、強い日差しで急に乾燥したりと湿気・乾燥を繰り返すため瓦が反り返ったりひび割れたりします。
これらの部分から雨水が浸入すると雨漏りとなります。
4.瓦の滑落・雨漏り
スレート瓦のひび割れを放置した結果起こる、いわば「末期症状」です。
雨漏りも始まるので早急に対処する必要があるでしょう。
外壁と違い屋根は目につきにくい部分であるため、専門業者に見てもらう方が良いかもしれません。
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