家の塗り替え時に前回の色と同じものを選べば失敗の危険性はありませんが、せっかくだから家のイメージチェンジも図りたいという人もいることでしょう。
外壁塗装の色を選ぶ際のポイントを押さえておけば、後悔しないお気に入りの家にイメチェンできます。
周囲の景観に合わせる
人目を引く個性的な家にしたいと思う人もいるかもしれませんが、周囲の景観に合わない悪目立ちしてしまう家はあまりお勧めできません。
「個性的な家」より「趣味の良い家」と思われる方が良いのではないでしょうか。
そもそも地域によっては街の景観を損ねないよう「景観ガイドライン」が定められているところもあります。
京都や奈良などの景観を重んじる古都などでは特に厳しく、例えば本来なら青と白のツートンカラーが特徴のローソンも落ち着いた茶色に姿を変えています。
個人の家も例外ではないため、住んでいる地域の景観ガイドラインについて予め確かめておきましょう。
特にガイドラインがない地域でも、周囲の建物の色などを考慮して周囲に溶け込める色を選んでください。
悪目立ちすると後々トラブルの元にもなりかねませんから、街を散歩しながら色を考えると良いですね。
自宅を含む町全体を見下ろせる場所があれば尚良いでしょう。
色見本(カラーサンプル)を見るときの注意点
外壁塗装の色で悩んでいるという時に、業者に見せてもらえる色見本帳があります。
これは日本塗料工業会が発行しているもので様々な色から選ぶことができますが、外壁のための色見本に特化しているわけではないので、中には外壁には適さない色も含まれています。
従って、色選びに自信がないならこちらより各塗料メーカーが外壁用に用意した標準色カタログから選ぶ方が良いかもしれません。
これなら住宅の外壁として人気があって間違いのない色ばかりが、30〜40色ほど紹介されているので選びやすいでしょう。
またカラーサンプルを見るときに覚えておきたいのが、色の面積効果です。面積が小さければその色は濃く、大きければ薄く見えるのが「色の面積効果」で、カラーサンプルのような小さな面積に塗られた色をそのまま外壁のような大きな面積に塗ると、思っていたより薄い色だったと感じます。
従ってカラーサンプルから選ぶ時には実際にはもう少し明るく薄い色になるとイメージすると良いでしょう。
塗装工事後に「思っていたのと違った・・」ということがないように、予めその色を塗った建物を見せてもらったり試し塗りをしてもらったりなど、業者に協力をお願いするのも良いでしょう。
横浜市のエムクラフトでも、色を含めできるだけお客様の要望にお応えできるように尽力しています。